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まちの記憶 #81 1960年代の四街道小学校(四校)


 

1961年12月中旬の頃
 今までの木造校舎が手狭になったため、四街道に相応しい小学校を建てることになった。図の木造2階建て、赤いトタン屋根の校舎は、1938年(昭和13年)秋に完成した。
 校舎の中央を高くして、生徒は常に上を目指しなさいと言う訳だ。戦時中、小学校は国民学校と呼ばれた。小学生は皆少国民だった。
 テレビドラマで人気を博した大女優の故市原悦子さんは、四街道小学校の卒業生だ。空襲から逃れるため、内黒田に疎開し、この小学校にはハダシで通ったという。冬の暖房は薪ストーブだった。授業の開始は、大きな太鼓をドンドンと打ち鳴らして知らせた。
 四街道が市になるとともに鉄筋2階建ての立派な校舎になった。建物の中央を高くすることは廃止された。開校記念祭の会場で、卒業生代表が、以前の四街道小学校の色鉛筆画をスライドにして上映した。この絵は、私が色鉛筆画を始めて間もない頃の作品。
描かれた場所
Googleマップ(外部リンク)

まちの記憶について

まちの記憶は、四街道市内のかつての風景と、その場所にまつわるエピソードを添えたコラムです。四街道市に生まれ育ち、その地で70年以上暮らしている画家の福田芳生が、記憶をたどりながら描いた色鉛筆画とテキストで綴ります。(絵・文:福田芳生)まちの記憶について

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